| 区間 | : | 長野県木祖村〜長野県楢川村 |
| 更新 | : | 2000/02/21 |
| 通行可否 | : | トンネル区間閉鎖。名古屋側坑口〜分岐点通行可。塩尻側坑口〜分岐点ゲートあり(一般車通行不可) |
| 調査日 | : | 2000/02/03 |
| 管理状況 | : | 道路及び隧道内にはには中部電力の高圧線が通っている模様。また塩尻側はNTT回線と奈良井ダムの関連設備がある。 |
| コメント | : | 高圧線、NTT回線などの保守のためなのかは不明であるが最低限の通行は可能になっている。なお塩尻側は一般には徒歩でしか近づけないが、犬が居る。危険。 |
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| 鳥居峠は、中山道木曽路最大の難所である。明治23年には「七道開削事業」により、車両の通行が可能になったものの、その道路と言うのは急カーブ勾配が続く難路であった。昭和26年に一次改築事業として峠の南方に隧道を掘ることに着手し昭和30年10月に鳥居隧道(長さ1111m 幅員6.0m)が供用した。これにより大幅に線形が改良されるものの、この一次改築道路も車両の大型化に伴い鳥居隧道の幅員狭小がネックとなり、また漏水の発生、それが凍結することによる覆工コンクリートの老朽化、不十分な換気などにより、昭和48年新鳥居トンネルを中央部に掘りバイパス化することを事業化した。 そして新鳥居トンネルは昭和53年11月30日に供用した。その結果、カーブを上ってトンネルとなっていた旧道に比べて直接トンネルに出入りするようになり、線形は大きく改良された。 昭和30年10月供用し、23年間その任に就いた旧隧道はコンクリートで封鎖されるものの、アプローチ部の旧道は今も現役の姿を残している。 | |
![]() ”A地点塩尻側分岐点を見る” 塩尻側の旧道は分岐点から奈良井ダム方面に向かう道路として現役である。この分岐点の先ですぐ奈良井川を渡る。なお旧道は全線2車線分の幅員が確保されている。 | |
![]() ”A地点先より名古屋方面を見る” 橋を渡り終えたところから名古屋方面を見ている。くたびれた印象はあるが状態は良い。またこの写真では見難いがこのさきのところに標識の残骸がある。「名古屋 ○○km」などと出ていたのであろうか。 | |
![]() ”旧道と川向こうの新道” 新道はトンネル手前で奈良井川を渡るため、旧道と新道は川を一つ挟む形になる。写真奥の方に見えるのが新道である。トラックがひっきりなしに行き交うのが良く分かった。それに比べるとまれに車が通るだけの旧道はとても静かであった。 | |
![]() ”C地点県道分岐” 奈良井ダムに進む県道は通行があるので雪が無いが、鳥居隧道に向かう旧道は雪に埋もれていた。なおここで旧道側にゲートがあり閉まっているが、轍があったので最近(少なくとも今冬)車が進入している。トンネルまでの通行は頻繁にあるのではないだろうかと思う。ちなみにこの県道分岐の少し手前のところで新道はトンネルに入っている。新道のトンネルの入り口の上は旧道が通っている。 | |
![]() ”傾いた警笛鳴らせ(名古屋方面を見る)” ゲートすぐのところに警笛鳴らせの標識が傾いていた。写真でも分かるように見通しの悪い急カーブがあるわけではないが、大型車になればすれ違いが容易とまで行かない幅員のためであろうか。なお旧道は法面側には落ち葉やなにかものなどがあるものの車一台なら容易に通行できる幅員がある。 | |
![]() ”NTT回線が通る” 法面側にはNTTの回線が通っていた。つまりこの道路はこれらの保守が必要であるため完全に廃道になる事は無いのではないかと思う。 | |
![]() ”C地点先より名古屋方面” 県道の分岐点より先は延々片勾配がトンネルまで続く。やはり雪対策上あまり好ましくない線形だ。幅員自体も狭くはないものの、お世辞にも広いとは言えない。現在のR19のトラックを見ているとここが現道だったら付近を先頭に渋滞が発生していた事であろう。 | |
![]() ”奈良井ダム関連設備” 上の写真でのどん詰まりあたりにこの施設はある。要はダム放水時のサイレンだ。この設備の保守管理上もこの旧道は重要である。 | |
![]() ”道路上に材木が保管してある” 塩尻方面を見ている。この写真の奥あたりが上の写真の設備がある。このあたりは斜面にへばりついているので崖であり、人がおいそれと入らないためか材木の保管場所となっている。この写真を撮った後方に「栃窪隧道」があるがその中にも並べてあった。 | |
![]() ”栃窪隧道塩尻側銘板” この旧道(一次改築道路)上の銘板はなぜかみな「右書き」である。この銘板も右から「道隧窪栃」となっている。 | |
![]() ”栃窪隧道名古屋側坑口” 延長があまり無いせいなのか、ごく普通のコンクリート坑口である。やはりその点鳥居隧道の坑口は手が凝っている。 | |
![]() ”栃窪隧道より先(名古屋方面)” この栃窪隧道を過ぎると道は大きく荒れ始める。とはいえ1車線分の幅員は確保されているが、今までとは違う感じになる。滅多に入らないのであろうか。 | |
![]() ”旧道(栃窪隧道先)より奈良井ダム遠望” | |
![]() ”路肩のキロポスト” 路肩に忘れられて佇んでいた。全体的にこの道路はくたびれた感じはあるものの、とても20年前に供用停止した道路であるとは思えない。やはりそれが国道の風格であろうか。 | |
さて、この先少し長い橋を渡り切り通し状になったところの先にカーブがありすぐ鳥居隧道の塩尻側坑口があるのだが、その切り通し区間を過ぎて隧道まで50mとかになったところで、どこからともなく犬の鳴き声とともに崖を駆け降りてくるものがあるのに気づいた。近づくのは危険と判断し、戻ったが一応3回ほど接近を試みてみたが、どうやっても犬が来るのでやむ無しとして戻った。こんなところで事故があってもばかばかしい(一応それだけではないと言う事を付け加えておきます)。 トンネル手前には「!」の標識があったりとしたが、近づけなかったので一応遠望写真を載せておく。橋を渡りその先どん詰まりのところに隧道坑口がある。 | |
![]() ”D地点より隧道を遠望する” |
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